ギレン・ザビ演説全文 ア・バオアクー編

ギレン・ザビとは

f:id:eri-erikun:20210210213118p:plain

ギレン・ザビ

ジオン公国総帥、ギレン・ザビ

悪名高きザビ家の長男であるギレンは強い選民思想の持ち主で父デギン・ザビに「ヒトラーの再来」と言わしめた男である。

一年戦争当初は優勢に進んでいた戦局が不利になっても、公王の地球連邦との講和の勧めを退け「勝ち」にこだわった。そして秘密裏に和平工作をすすめる父デギンをソーラ・レイ攻撃で地球連邦軍艦隊もろとも焼き払った。

このソーラ・レイ攻撃で地球連邦軍の戦力の大半を削ったものの一年戦争末期のア・バオアクーでの戦いに敗れた。そして彼の最後は血の繋がった兄弟であるキシリアに頭を撃ち抜かれるというなんとも壮絶な人生であった。

今回は、そんなギレンの人生最後の演説をまとめてみました。

ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。ジオン公国に栄光あれ。

ガルマ国葬の演説についてはこちらにまとめております↓

 

love-master.hatenadiary.jp

 

 

▼宇宙要塞ア・バオアクーでのギレンの演説

我が忠勇なるジオン軍兵士たちよ。

今や地球連邦軍艦隊の半数が、我がソーラレイによって宇宙に消えた。

この輝きこそ、我らジオンの正義の証である。

決定的打撃を受けた地球連邦軍にいかほどの戦力が残っていようと、それは既に形骸である。

あえて言おう、カスであると!

それら軟弱の集団がこのア・バオア・クーを抜くことは出来ないと私は断言する。

人類は、我ら選ばれた優良種たるジオン国国民に管理運営されて、初めて永久に生き延びることができる。

これ以上戦い続けては人類そのものの危機である。

地球連邦の無能なる者共に思い知らせてやらねばならん。

今こそ、人類は明日の未来に向かって立たねばならぬ時であると。